KAN チルドレン

KAN が「愛は勝つ」を熱唱している 1991 年の映像が流れた。

いやいやいや KAN は「愛は勝つ」だけの一発屋じゃないんだよ! みたいな仮想敵に対しての言いぐさっていうのはまぁ一発屋のファンの人の常套句なんだけど、あれから 17 年、なんだか本当に来年 2008 年は KAN が再ブレイクしそうな予感がしてならない。ていうかするんじゃないの? そんな KAN ファンのぼくです。贔屓目丸出しであり眉唾 120% の戯れ言とくらい思ってもらえればいいよ。別にルー大柴みたいに目に見える形で再ブレイクしてもらわなくてもいいし、むしろ現段階においてすら、既に音楽業界の水面下で KAN はこっそり再ブレイクしてる気がする。

たとえば今年 2007 年の NHK 紅白歌合戦には 5,6 組の「 KAN チルドレン」が出演する。すなわちここ最近でなにかしら KAN と音楽的芸能的な関わりをもっている歌手・ミュージシャンがいっぱい登場するんです。aiko平井堅はすっかり紅白常連組だけれども昔から KAN ファン(それもけっこう相当)を公言してるし、もちろん娘。さんたちハロプロ勢もプロダクション的に根本的にそう。アンジェラ・アキはついこないだの武道館ライブで「愛は勝つ」をカバーしたそうな。馬場俊英は最新アルバム「青春映画が好きだった」のタイトルこれ自体が「野球選手が夢だった。」をもじったもので収録曲も KAN の曲名をあからさまにまねまねしているものが何曲もある。

いわば「アメトーク」でいうところの『ブッチャーブラザーズの子供たち』みたいなもんで、KAN 本人はほとんど表舞台に出てこないけど、そのあとに続く人たちがちゃっかり遺伝子を受け継いでおります。ミュージシャンズ・ミュージシャン、っていうのか。KAN ファンを公言するミュージシャンはなぜか長生きする。縁起もんみたいなものかも知れません。

ちなみに平井堅の来年早々のニューシングルは、 A 面か B 面か知らないけど KAN が作詞作曲を依頼されてるってもっぱらの噂だ。なんかたまらん。


おっと、そうこうしているあいだに ℃-uteなかさきちゃん槇原敬之「どんなときも」のとき一瞬せっかくワイプ画面に映ったはいいものの、すぐにスケジュールの都合なのかなんなのかその場を退席せざるを得なくなり小さいワイプ画面の外にあっさりフェイドアウトしていっちゃったという愉快な場面に遭遇できてわははは。

ぷっ。つんく♂ちゃん。っていうかシャ乱 Q 登場で「ズルい女」だって。あぁだめだなんといってもこの人たちも KAN チルです。完全にアップフロントエージェンシーつながり。特に KAN がいる事務所を選んで入ったのが若かりしころの寺田光男その人だ。


℃ ちゃんのパフォーマンスはつんく♂ちゃん曰く「自信作を歌ってくれた」「かっこよくてかわいくて華があってすごくよかった」だそうです。