進化ノ季節・・・

amazon で注文して 4 日くらいしてから到着した松浦亜弥さんの最新ライブ DVD 「進化ノ季節・・・」を鑑賞。「 20% オフなので買った」程度の熱量で、特段フラゲしたいような気もなく、また実際このライブ公演の生観覧には一度も訪れることがなかったという気の抜け方が僕の現状だ。そのうえ他の優秀モーヲタテキストサイトさんで掲載されていたであろうこの公演に関してのレポとかをそんなにまともに読んでもいなかった。

だからこそ逆にこの DVD は新鮮な気持ちで鑑賞することに成功したのである。

この日曜日は大相撲初場所の千秋楽に夢中だったせいで途中の「 Thanks! 」までしか見ていない。平幕で身長 168cm と小兵の豊ノ島の 12 勝と敢闘賞&技能賞ダブル受賞はたいしたもので来場所の活躍もまた期待されるところである。同じく小兵のモンゴリアン安馬(あま)も技の豊富さに加えて身体も強靱さが一段と増したようでヘタに負けない力士になりつつありこちらも依然として愉しみ。

あ、まぁ相撲のことはとりあえずいいや。ファーストインプレッションとして、この DVD はやたら「音」の質がいいような気がしたのだ。ぼくは CD や DVD 商品に関しての音なり映像なりの評価能力に関してはバカ同然なので何と比較してどうこうというわけではないのだけど、なんかこう、やたらびしびしと音像が耳に突き刺さってくるようで、おもわずボリュームを下げ気味にしてしまうほど。単純に出力される際の音圧が高めに設定されてるとか、どう表現していいのかわかりませんが、そういうことなのだろうか。

ともかくなんか基礎体力としての迫力がなかなかすごいと思った。


「 The 美学」から出現している生ブラス隊の三人のお兄さんが松浦さんと一緒にそれなりに踊ってるのが、斬新ですね。こんなもの今さらの遅すぎる感想なんでしょうが、お兄さん達は本業のダンサーじゃないはずで動きはおおむねぎこちないものの、そこがかえって見物しているヲタの共感を招くというか、そもそも客席から登場してステージに歩いていったように生ブラス隊に気取りはなく、みんな同じ目線で松浦さんのコンサートを愉しもうよ! みたいな心意気を体現しているようでその一体感が心地よいです。

渡良瀬橋」の間奏で松浦さんが鍵盤ハーモニカをトチったのは、「愛嬌」という表現しか思い浮かばない。もともとやんなくていいことにあえて挑戦したわけだからトチろうが評価は変わりません。


顎関節症のせいで、このツアーの収録日以前の二公演を休んだことを初めの MC で謝罪していたのには不意討ちを喰らった。ていうか未だに顎関節症は完治してないのだろうけど休んだとか謝ったとかいうのはけっこうな時事ネタぶりで、 DVD の商品内容としてはあんまり相応しくないカットしていい部分のような気もするのだけど・・・いや、かえって表も裏も隠さない率直ドキュメントな感じが評価できたりもするのだろうか。「サンデーモーニング」の張本勲だったら「喝だー! 歌手がステージで涙を見せちゃいけませんよー。ちゃんと歌わないと」とかって眉をひそめてもの申すと思うが、そんな妄想はとことんどうでもよかった。

そして残念ながら泣いてる松浦さんは普段の二億倍かわいいと思う。