はじめてのビリージョエル

さて、ヲタラジオを流しながら、そして新しいテレビを買ったおかげでデジタルハイビジョンのクリアな画質で観られるようになったにも関わらず結局ほとんど見どころなんてありゃしない「エンタの神様」を消音で付けっぱなしにしておきながら、それとはぜんぜん関係のないことを書き始めましょう。

明日ビリージョエルさんの札幌ライブに行くんです。場所は札幌ドームで 18:00 開演。

もうこれがたのしみで仕方ありません。ちなみに東京ドームの二公演は既に終了済で、あとは札幌を経まして、大阪、福岡、名古屋で駆け足にライブをしていく予定なのかな。「五大ドームツアー」なんてけっこうな規模だし本当に集客できるのか不安ですが、少なくとも東京ではそんな空席祭とかではなかったみたい。

せっかくだからテレビとか出ないのかな。「いいとも」とか。マドンナやジャネットジャクソンはちょいちょい出てたけど、さすがにビリージョエルは扱いにくいだろうか。大物だし、っていうよりも、いいおっさんだし。ニューヨーク在住のままで「めざましテレビ」のインタビューを二回くらい受けてるの観たことありますけどね。

個人的には、公式的に発売されているすべての主要なアルバムを一通り聴いている唯一の欧米のミュージシャンなんです。ていうか他の洋楽に関してはほとんど存じ上げない。ご縁がない。そんな中でなぜビリージョエルなのかといえばそれもこれも KAN さんからの流れなのです。そこを穿り出すとテキスト的に尋常じゃなくうざったらしい結果しか発生しませんのでいい加減にしておきます。

ともかくビリージョエルのキャリアといえば、ライブ盤やら海賊盤など除いておおよそ 8 曲から 10 曲までがコンパクトに収録された 12 枚のオリジナルアルバムが、 1971 年から 1993 年にかけてコンスタントに発売されてきているわけで、その中には自然と耳に残らざるを得ない大ヒット曲が散りばめられていて、ぜんぜん全盛期の活躍ぶりとかリアルタイムでは知らないのだけれど、後追いとはいえ、とても活動の軌跡を追いやすくなっているのがたいへんありがたかった。

「これが最後の来日ツアーになるかも・・・」なんて海外ミュージシャンが来日公演するときにハクをつけるための一種の決まり文句ですね。でもビリージョエルに関しては年齢的に 57 歳で本当に最後かも知れない。それは誰にもわかりませんけど 70 歳でも 80 歳でもロックな人はロックだし。

ともかく僕にとっては 28 年間で完全に生まれて初めての欧米ミュージシャンのコンサートだ。そしてもしかしたらビリージョエルというよりも僕のほうが最初で最後かも知れない。他の誰のもぜんぜん行く予定が一切ありゃしませんよ。

というわけで、太ったハゲのおっさんがピアノをかき鳴らすのを瞳孔&耳の穴全開にして体感してきます。