至福の二年半

ぼくの送った「石川さんの律儀なところが大好きです」といったような中途半端なメールなど読まれるはずもなかった。常連からのメールは相変わらずいっぱい読まれてたけれども。やはり最後に記念に一通だけ送ってみてあわよくば読まれたらいいな、とかそんなむしのいいことが通る道理はないのだ。


( ^▽^)< 北海道におすまいの、ピエールさんからです。「石川さんこんばんはー」 ハイこんばんはー


って、一度はやってみたかった。

とにかく石川さんのちゃんチャミという番組は、さすがに終了間際のラストのほうでは新機軸もなくコーナー的にもマンネリ気味だった感は正直否めないけれども、そんなネガティブ要素をさくっと取り除いてみれば本心からもう奇跡的にすばらしいものだったと言わざるを得ない。これは別にラジオが終わったから故人を偲んで美化して言うわけじゃなくて、もう放送開始当初からずーっと至福の時間。

かつて放送されていた TBS ラジオの「タンポポ編集部 OH-SO-RO! 」が好きだったぼくとしては、「この石川さんのひとりしゃべりが延々と続くラジオがもしも存在すれば神だなー」と夢想していたのだけれど、それが実現したのがちゃんチャミだった。

CBC ラジオの番組スタッフもまた OH-SO-RO! ヲタだったのではないか、という勘ぐりはあながち的外れでもなかったはず。まずもって放送開始からしばらくエンディングテーマは二期タンポポ事実上ラスト曲の「 I&YOU&I&YOU&I 」だったし、またある日の OH-SO-RO! で石川さんが咄嗟に繰り出した伝説の締め言葉「おしまいッ!」は、ちゃんチャミの第一回から最終回まで毎週「 I wish 」のオルゴールの BGM に載せてかならず繰り出される決め文句となったのだ。


連綿と続いてきた石川さんとラジオの記憶。なんとまぁ夢のような時期であったことよ。石川さんにはまだ美勇伝FM-FUJI 「 B.B.L 」もあるけれど、ま、それはともかく置いておくとして、AM でのまったり深夜ラジオの系譜が途切れたというのは、ひとつの時代の終わりである。寂しいったらありゃしない。


( ^▽^) < お・や・チャ・ミ☆ バイバーイ!! ふふっ(笑


この最終回のラストのラストに噴き出すという「らしさ」も・・・あぁ、もうやだやだ。