ソフマップ秋葉原アミューズメント館で行われた吉木さんのイベントに行ってきました。
DVD「セキララ*彼女3」の発売記念イベント。
吉木さんがステージに登場する前から早くも「巻き」が入る、というまるで紅白歌合戦みたいな進行の中、吉木さんは村山ひとしさんとのトーク、8人1組で1分間の撮影会、握手会、そしてツーショットチェキ会、告知などのタスクをきっちり完遂してました。
閉店時間までに間に合わせなきゃ、スムーズにこなさなきゃ、みたいな慌ただしさは正直ちょっと感じられて、工場のベルトコンベアに乗せられた部品よろしく物質的にも精神的にも人々がただ流されていくような、時間に追われたモダンタイムスぶりではあった。
でも人気者なので仕方ないです。会場はぎっしり満員で、ほどよく温かな熱気に包まれていました。
撮影会で感じたこと。
おそらくふだんのグラビア撮影とは大きな隔たりがあって、吉木さんは基本的に立ちポーズ限定で、両手ぶんぶん振り回したりぴょんぴょん跳ね回ったりというような派手な動きは不可能。なのでピースやハートマーク、ほっぺに手を当てるなど、上半身のささやかな部分で変化を出してくれます。ファンサービスに余念のない吉木さん。あとはもうしっかり表情を決めてファンに丁寧に目線を配ることをなにより大切にしているようです。
かなりの集中力が必要だろうとは他人ごとながら感じています。じっーとその内心に妄想を巡らせるだけでも、これそうとう骨が折れるだろうなぁ、と勝手に気持ちがヘナヘナになってしまう。それでも吉木さんは常に涼しいほほえみを浮かべながら、たまにケラケラ笑いながら、視線の配り方には一瞬の抜かりもない。
また、これはほかのアイドルの方もやってることかどうか寡聞にして知らないのですが、撮影前と撮影後、ひとりひとりのファンに、しっかり律儀に目を見て挨拶もするんですよね。その柔らかな物腰、丁重。うらはらの強靭な胆力。
握手会や、ツーショットチェキ撮影会も、ぼんやり観察していました。
15秒くらい話せる握手会では、慌ただしさの中にしっかり気持ちがこめられていて、その様子を眺めているだけでも徳を積めるような感じです。顔見知りのファン、一見さん、それぞれ話す内容は違うだろうけど、一様に丁寧で優しい。誠心誠意の接客。毎度のことながら感心します。
ぼくも握手してもらったときに、もしも聞き間違いじゃなければ、これまでアイドルさんはおろか誰からも聞いたことのないような言葉をかけてもらって激しく動揺しました。吉木さんの握手会ではわりと常にいつも動揺させられている気がするのですが、今回も本当にいろんな意味で震撼。娘さんをぼくにください、といった心境です。
イベント中には歌声も聴かせてくれました。DVD「セキララ*彼女3」の中でもお戯れにワンフレーズを披露してくれた、おなじみ秋田民謡「秋田大黒舞」。力強く透明で、ずっと聴いていたい心の歌声ベストテン第1位です。
今後はyoshiki*lisa名義でのCD発売イベントなどで、その歌声を耳にする機会も増えるはず。3月2日発売シングルCD「Destin Histoire」。すでにアニソンイベントにも顔を出しているようで、テレビで歌ってくれるチャンスがあったりすると、よりすてきです。
そして前回エントリーでも表明したように、とてつもない懸案事項であったツーショットチェキ撮影。これは吉木さん云々というよりぼくの個人的な問題で、ほんと表情筋が最近とみに死にすぎているため、とにかく笑えればよかった。
吉木さんから「どうしましょう？」との問いかけがあり、これに対して第1部でぼくがポーズを指定するため吉木さんに投げかけたのは、以下のような言葉でした。
「頭に『P』の形をつくって、パスピー!! で。笑顔で!! ぼくが!!」
字面だけ読むと完全に頭がどうかしているこのセリフですが、結果的には吉木さんになんとか通じたのでありがたかったです。吉木さんのポージングと表情だけがひたすらすばらしいツーショットチェキが撮れました。
第2部でオーダーしたのは
「生肉をワイルドに引きちぎるように」
というもの。
これは自分自身が強制的に歯をむき出しにすべく考え出したもので、吉木さんも瞬時に意図を汲んでくれてワシワシとやりきってもらいました。ツーショットチェキ撮影は1人あたりの持ち時間がほんの数秒で、ともすれば記憶も薄れがちなのですが、チェキという記録に焼きつくからいいですね。いろいろ遊んでくれて本当に楽しかったです。
みんな吉木さんの歯車です。
3月5日にソロ写真集が発売。3月19日にはイベントも開催。
