女子フィギュアスケート長洲未来のオリエンタルなスター性

バンクーバー冬季五輪の女子フィギュアスケートは超盛り上がったと思うんです。

日本人選手の周辺に焦点を絞っても、浅田真央vsキムヨナの少女漫画のようなライバル対決や、安藤美姫の常に悲愴感を纏っているかのような苦闘、鈴木明子摂食障害からの再スタートなど、それぞれ全部が一大トピックでした。

その影でちょっと気になっていたのが、「長洲未来」という選手に対する注目度の低さです。ぼくも四六時中チェックしてるわけではないんですが、五輪を扱ったテレビ番組で長洲未来が取りあげられる機会は、そう多くなかった。

もちろん出場はアメリカからなので、メダル争いにまで加わるとそのぶん日本の上位入賞の可能性が低くなります。テレビ的には「あえて」なるべく触れないように、長洲未来への言及を避けてきたのかも知れません。

ただ、長洲未来は生まれも育ちもアメリカですが、ご両親は日本人。顔の造作もアジアンテイスト。日本語も話せるそうです。ひとりの「日本人選手」という観点で考えると、ほっとくのはあまりにもったいないと思うんですよね。

なので今回の更新はやや判官贔屓的な意味も込めて、長洲未来のことをわかる範囲で書いてみます。プロフィール的なことはWikipediaでも見ればいいと思うので、なるべくそこに書いてある以外のことを記載するよう心がけます。

ぼく自身もごく最近知ったばかりなので、そのこと自体が申し訳ないという気持ちもあります。

続きを読む