Mr.Children 桜井和寿の好きの連鎖

Mr.Children 桜井和寿が 12 日放送のフジ系「僕らの音楽」で対談相手に選んだのが伊集院光だった。

桜井の漠然とした一般的なイメージからすると、もっと「おしゃれ」で「文化的」な人選をすればいいと思う。小説家とか政治家とか。でも最終的に選んでしまったのは伊集院光というお笑いタレントというかデブタレというか痴豚様というか。

逆に「あえて」伊集院光を選ぶことで「庶民派」みたいなアピールをするという魂胆があると仮定するにしても、それが直球で売り上げにつながるとは考えにくい。またちゃんとラジオ聞いてないと伊集院光という人選はまずもってありえないわけで。

これはもうガチの趣向で桜井は伊集院を好きなんだろうなとわかる。伊集院も大スター様に気に入られてまんざらでもなさそうだ。

「松の木におじやぶっかけたようなブス」
「死にたいと思ったことはありますか」

など、伊集院が自分のラジオで「カットされるんじゃないか」と懸念していたようなテーマが、まるで謀ったようにことごとくオンエアされていたのが、「僕らの音楽」編集スタッフグッジョブ、といったところだ。


ところでミスチル桜井に端を発した絶妙な無限円環がある。もしくは「好きの連鎖」。


僕らの音楽」タイマントークで桜井が伊集院を指名

→元落語家(三遊亭楽大)の伊集院光にとって立川談志は大の尊敬の的である

立川談志爆笑問題太田光を自分の息子のように可愛がっていて連名の DVD 「笑う超人」もリリースしてる

爆笑問題太田光Mr.Children のファンを公言しており「笑っていいとも!」を始めとしてさまざまな番組でミスチルの曲を口ずさんでいる

Mr.Children 桜井和寿伊集院光の深夜ラジオ番組の大ファン


「桜井→伊集院→談志→太田→桜井」

で、ぐるりと一周した。

共通するのは「しゃべり」の系譜ということですね。桜井は中学時代「落語研究会」だったらしく、そのことも関係してそうです。