滝川クリステルとの電話にキョドってタモリ大失態

22 日放送のフジ系「笑っていいとも」テレフォンショッキングのゲストはキャイ〜ン天野ひろゆきで、天野が「 3 ヶ月で 10kg 痩せた」というダイエットネタを披露するや否や、トーク内容は「食べて痩せるというのはありえない」「歩いても体重は減らない」のような何度か聞いたことのあるような展開になり、なまじ相手がお笑い的なふところの深い天野だけに、タモリも話を進めるのがとても楽ちんそうでした。

さて、そんな天野から翌日のテレフォンゲストとして引き継がれた人というのが、滝川クリステルだった。言うまでもなく「ニュース JAPAN 」のメインキャスターですね。

お堅いイメージの人である。バラエティ番組に出てたり素で喋ったりしてるのをぼくはまったく見たことなくて、素性はあんまよく知らない。本当はふにゃふにゃだったりするのかも知れない。

でも、主に報道ばっかやってるからなのか、本人の持って生まれたオーラみたいなもんの為せる業なのかなんなのか、どうもうかつには近寄りがたい存在みたいになっている様子がうっすら伝わってきてしまうんですね。サンクチュアリ、っていうほどではないにしろ、数多いる女性キャスター界隈の中でもひとつ抜きん出た高嶺の花くらいのポジションではあるかしら。

たとえば何ヶ月か前の「めちゃイケ」の一コーナー「やべっち寿司」で、滝クリがせっかく収録現場を通りがかっていたのに、本人の意向はともかく、たいていのめぼしいタレントにはがっつくはずの「めちゃイケ」サイドもスルーしてたっけ。

実際いいともでも、まずは天野がガチで友達かどうかは別にして、お気楽と緊張の中間みたいな、よそよそしさを露骨に匂わせない程度のニュアンスで滝クリと電話をしていた。


むしろ今回は、天野から電話をバトンタッチされたタモリが悲惨だったわけです。

従来からのネタにしにくそうな空気感やら、天野からダイレクトに伝わってきた緊張感やらを、演技とマジが入り乱れる中でタモリは引き継いだ。そしてどうにもぎくしゃくした堅苦しい感じで、まずは電話越しの滝クリに対してあいさつをする。そこまではまぁ傍目にはいつもどおりのやりとり。

ところがやがてタモリは、めずらしく消え入りそうな声で、「お待ち申し上げております・・・」かなんか言う。で、あと、一瞬、無言になって固まってしまった。


タモリ曰く「電話切っちゃった」


次の日のゲストである滝川クリステル相手に、「明日来てくれるかな?」「いいとも」という、もう何十年、何千回ひたすら愚直にやり続けてきたんだという定例のやりとりを一切おこなわず、あまつさえなんのお別れのあいさつもしないまま、いきなり電話を切っちゃったというのだ。

滝クリ相手にキョドってる」とか、単なるタモリ流のお芝居、小ネタかと思っていたら、まさかの展開。ひょっとしてマジだったのか?


「電話切っちゃった」あと、カメラはタモリのこわばった変な表情のアップを映し出し、そのまま音楽が流れてコマーシャルへ切り変わった。タモリ滝川クリステルに直接に相対する前から不戦敗を喫した格好。というかどんな大物相手にもあんな変な空気になったの見たことないぞ。

あの礼節の欠き方はまったくタモリらしくなかった。もしかしたらタモリ滝クリを「意識してしまう」ほど大好きだったりするのだろうか? その答えは 23 日のいいともで明らかになる・・・(いやな引っ張り方)